2023.04.26
3P・4P
waluroma
二人は学友。
卒業してから2年4ヶ月の月日が経っていた。
ナホは口を尖らせ口笛を吹き、
手を腰のウシロに持って結ぶ。
少し腰をかがめて空を見る。
「ユウタに・・・・ちょっと興味があったんだ・・・・・」
ナホは木に目線を下げた。
夏の風が吹いて木葉がユサユサと揺れる。
夏の暑さに二人の背中には汗が滲む。
ユウタは少し恥ずかしくなって俯きながら、だけどしっかりと見ていた。
ナホの
大きく成長した胸元を・・・・。
5時間後・・・・・二人は山の岸辺で
裸で舐め合っていた・・・・・・。
エッチな小説。
約900字。
17ページ。
僕は平屋の小屋の中で女性たちと一夜限りの天国を味わい尽くした。
だけどこうして今、一人で歩道橋を渡り見上げる月の下で、あんまりその一時のことを覚えていないことを自覚する。
夢のようだった。
俺は缶コーヒーを片手に今からスーパーに買い物へ行くだけ。その後は友達と会って一緒に飲みに行く。
俺はさわやかに生きたかったのが本心なのかもしれない。
かもと推定的に言うのは、やはり人間は弱い生き物だから今後も自分の欲に目がくらむことも断定してないとは言い切れないからだ。だけど、もう普通に生きていきたいのだ。
あの一夜は一生分の快楽だった。
一夜にして一生分のセックスの快楽を味わったのだ。
皆で。
あのひとときは、快楽の地獄のようだったのかもしれないが、俺からすれば人間の弱さだと思う。
皆、流れ流れてあの場所に行き着いた。
平屋の小屋の前には少し不気味な石像が石筒の上にまるで学校の校門のように置かれていた。
その小屋は海岸近くにあった。
皆、人生の辛酸苦汁をなめた者同士であった。
エッチな小説。
約2000字。
11ページ。
夏祭りの日、公園で浴衣姿のお姉さんと知り合ってからLINEを取り合う仲になった。
浴衣のひざ丈の裾(すそ)をまくり線香花火を楽しんでいた彼女。
当時女に野獣のように飢えて女のケツを追いかけていた俺と友人はその日も、軽い感じで声をかけた。
友人は隣にいた若い女の子たちにも手当たり次第に声をかけてどこかへ行ってしまった。
「旦那とうまくいっていないの・・・・」
彼女は目の下に小さなクマをつけてため息をついた。
元旦那のDVによって精神にも疾患を抱え薬も服用中していた時もあったらしいが、今は元気を取り戻し単なる夫さんの愛情不足とのことだ。
LINEをやりとりするうちに、一度会ってみようということになった。
名前はユリナさん。
ユリナさんの自宅へお邪魔すると、玄関に大きな壺が一つあってその上に掛け軸が掛けてある。掛け軸は大きな山脈の東洋画である。
お城が近くにある。
大きめの一軒家だ。
ユリナさんは俺を自宅に招くととっさにこう言った。
「お風呂入っていいかしら?」
俺は恥ずかしそうに返事をした。
ユリナさんの左太ももをぼんやりながめながら。
ホットパンツだった。太い太ももがはっきりと見えた。
エッチな小説。
約2200字。
15ページ。
ゾンビのような顔をして通勤列車の中、サラリーマンOLたちは眉間にしわを寄せスマホを触っている。
皆仕事で疲れ果てている。それは俺も同様である。
窓の外を、キリンのように首を持ち上げて伸ばし見つめながら、こんな人生は嫌だと嘆く俺。
早めに手を打たないとこのままではどんどん・・・・・。
俺は全てを放り投げてしまうことにした。
夜8時半。帰宅後すぐバッグを床の上に落とし、そのまま財布だけを持って家を出た。
こんなことをするのなんて俺だけではないかなどと過(よぎ)ったりもした。
ゆくあてはない。
ただどこかへ逃げることだけがぼんやりと漠然と頭の中にあった。
これで全てから解放される・・・・。
根拠もないそんな開放感で心が一瞬だけ晴れやかになる。
一瞬だけのことだと分かっていないわけではない自分がいる。だけど嬉しかった。
切符はもちろん片道。列車に乗り込んだ。
帰ることは頭になかった。
エッチな小説。
約2100字。
14ページ。
家のすぐ近くのカフェであるためたまに顔を出しているが、スナックは大人の雰囲気すぎて行けていない。
とは言っても自分ももう30過ぎのサラリーマンなのだけど。
スナック自体の年齢層が20ほど上な感じなので・・・。
大人の世界へ足を踏み入れるのは、まだ少しはやいのかな。
エッチな小説。
約1100字。
8ページ。
シュウコちゃんは昔からの幼馴染。ずっと一緒だった。
進学してから離れ離れになり、それ以来は会っていないし連絡も取り合っていない。
しばらく買い物カゴをひじにぶら下げながら、その後の話に花を咲かせた。
一度会ってみたい。その想いがずっと心のどこかにはあった。
気さくな子だったのだけど・・・・・。
確か俺たちがまだまだ青臭かった頃、シュウコちゃんがバスの裏の方でこんなことを言っていたのを記憶していて・・・。
「あーーーっ!!大人ってセックスするんだよね、セックス!!あたしもしてみたい!!!!」
エッチな小説。
約2200字。
15ページ。
2023.01.07
お尻・ヒップ
waluroma
「きゃっ!!!」
女体は甲高い声を上げて、一緒に階段の下のコンクリートの上に倒れ込んだ俺の方を向く。
仰向けで二人が重なっている形。
抱え込むようにしたので、最初はお尻を触っていたが腕を前に回して女性のおっぱいを抱える形となっている。
むにゅっ・・・・・・
掌全体に肉感が広がる。
指の圧で肉が凹んでいる。
俺は腹をくくった。
「このままいってしまえぇぇぇぇっっっ!!!」
人生には能力だとか運だとかいろいろと必要なことはあるが、
タイミング
というのも一つの重要な要素ではないだろうか。
エッチな小説。
約2200字。
19ページ。
だけどヒロトの一言ときたら・・・・・。
「おまえ、女に不自由してんだろ?金ないみたいだし風俗も呼べないじゃん??」
「きゅ、急にどうした!!?」
その後ヒロトが言った言葉に一瞬俺は耳を疑った。
「うちのママが、若い子とやりたいって言ってたんだ」
背徳感丸出しの言葉。ヒロトだってそんな会話ママとしたことはなかったのだと言うが、
テレビドラマでちょっとエッチなシーンがあった時に、
「ヒロト、あなたはそっちの方どうなのよ?」
ヒロトのママのその一言から話がそっちの方向に広がっていき、挙句の果て?というか最終着地地点がその言葉だったとのことだ。
熟女だってやりたいらしいぜ・・・・。
もう閉経も終わっているらしいんだけど。
エッチな小説。
約2100字。
13ページ。
今はナンパってあまり聞かなくなったよね。
そういう時代だから、本当にその気はなかった。
うまく言えないけれど・・・その場の気の赴くままの行動だ。
だけど後悔はせず、やってよかったと思えた。
大成功だ。
なぜなら、俺はそのあと夕方になるまで近くの原っぱへ行ってずっとずっとお姉さんの豊満でだけど締まって華奢な体をほおばり続けられたのだから。
セックスって何がすごいってやっぱり・・・・・人間の本能的奥底かなぁ。
股というか胸の先端のピンク色っていうか、お姉さんが全身にまとう精神の色気・・・・とでも言おうか。俗っぽく言えばフェロモン、だけどもうちょっと奥が深そう。
野生動物ってこうやって餌を求め、肉食なら狩りをしてその場その場で生きていくんだよね。
エッチな小説。
約2200字。
13ページ。
2022.12.21
オールハッピー
waluroma
駅のホームまで行くと・・・・。
1人の男性がヒサシの方を振り向く・・・・・。
彼は競泳水着を着ていた。
「寒くないんですか??」
不思議そうにヒサシが聞くと、彼は赤々とオレンジの蛍光灯が室内を照らしている待合室を指さした。
「今、着替えたとこだよ」
ヒサシが待合室を見ると、そこでは3人の男性がジーパンを脱いでいた。
ジーパンの下には揃って皆、競泳水着を穿いている。
「あと数分で列車が来るんだ。特別列車さ」
券売機の真上にある時刻表を少し目の悪いヒサシは目を細めて再確認してみた。
ヒサシの乗ろうとしている列車はあと15分ほどで来る。
「意味ないよ?次の列車は時刻表とかには乗っていないから」
エッチな小説。
約1100字。
8ページ。